【お米の計量】
お米は正確に計量して下さい。
【お米をすすぐ】
この作業を普通は「お米を研ぐ」といいますが、近年は精米機の性能が向上したため、白米の表面に残っている米ぬかはほとんどありません。以前のように「お米とお米を強くこすり合わせる」作業は必要なくなりました。ボウルや炊飯器の内釜にお米と水を入れ、5,6回手早くかき混ぜ、水を捨てる。この作業を2,3回繰り返して下さい。また、すすいでも水が白く濁るのは、お米のでんぷんが溶け出したためです。よごれではないので安心して下さい。軽くすすいでお米の表面のほこりを取るぐらいのイメージですね。冬場は水が冷たく大変な作業だとは思いますが、ぜひ、水ですすいで下さい。
【お米を水につける】
お米を水につける目的は、十分お米に水を吸収させるためです。お米の吸水が十分でないと粘りのないかたいごはんになります。一般的に夏場で30分、冬場で1時間が目安のようです。
【ごはんを炊く】
炊飯器の内釜にかかれている水位を守って下さい。お米に対して水の量が変わると「やわらか過ぎる」ごはんや、反対に「かた過ぎる」ごはんになります。ただ、ごはんのかたさには好みがありますので、水の量を変えていろいろ試してみるのもおもしろいと思います。
【蒸らす】
今では炊飯器がやってくれますが、土鍋などでごはんを炊いた場合は、蓋をとらずにそのまま10~15分ほど蒸らします。蒸らすことによって米粒の水分が内部にまで浸透します。
【まぜる】
蒸らし終わったごはんを軽くかき混ぜ、米粒の余計な水分を飛ばし、ごはんが水っぽくなるのを防ぎます。まぜ方ですが、まず、しゃもじでごはんを十字に切り、次いでしゃもじを内釜や土鍋の壁に沿うように差し込んで、ごはんの上下を入れ替えるようなイメージでかき混ぜます。このとき、米粒をつぶさないように、切るようにほぐして下さい。一度に多くのごはんをかき混ぜようとすると、どうしても米粒がつぶれます。少しずつほぐして下さい。