生産者向け長いも栽培のポイント

定植から収穫まで、長いもの栽培で一番難しいのが、追肥の散布量と散布時期です。わたしは茎や葉の色、つや、形状と新いもの成長具合から総合的に判断し、いつ・どの肥料で・どれくらい追肥するのかを決めています。

もし、追肥の散布量が少なければ、長いもが栄養不足になり生育が滞ってしまいます。逆に、散布量が多ければ、奇形いもや皮を剥いたときに黒く変色する原因になってしまいます。

ほぼ100%、長いもの成長は親いもの遺伝によって決まると言われています。植え付けから収穫までの全生育ステージに関わるわけですから、種いもの選抜は大変重要な作業です。我が家では、特に太く豪快な長いもを選び、種いもにしています。

活動を始めた新いもは、根を張り出し自ら土中の養分を吸収できるようになるまで、種いもの養分で成長します。我が家では貯蔵養分の多い大きな種いもにすることで、不安定要素の多い初期の生育を安定させ、その後の生育がスムーズになるように、健康な長いもに育つように工夫しています。左の写真の赤い部分が長いもの新芽で、白色のたこ足が長いもの根です。

長いもが必要とする栄養分の中で、特に吸収量が多いのがチッソ、リンサン、カリです。中でもリンサンは健康な長いもを育てるために必要不可欠な栄養素です。

リンサンがうまく吸収された健康な長いもには以下の特徴があります。1、長いもの発根勢が高まり、葉肉が厚くなり、病気に対する抵抗力が増すので、農薬の使用回数を減らすことができ、安全な長いもを育てることができます。2、長いもの鮮度、糖度が上がるので、長いも本来のうま味と香りをもったとても美味しい長いもに育ちます。

健康な長いもを育てるのには必要不可欠なリンサンですが、土壌中の鉄、アルミニウム、カルシウムなどと結合して長いもが吸収できにくくなるという欠点があります。

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